矯正の知識

矯正治療中に楽器の演奏はできる?

こんにちは。院長の戸嶋です。

今日、3月15日は「オリーブの日」だそうです。1950年のこの日、昭和天皇が小豆島でオリーブの種を植えられたことにちなんでいるのだとか。オリーブオイルは健康的で私も好きですが、平和の象徴でもあるオリーブの木が青空に映える季節が待ち遠しいですね。

さて、今回は「矯正治療中の楽器演奏」についてです。

吹奏楽部に入っている学生さんや、趣味で音楽を楽しまれている方から、「矯正を始めたら楽器が吹けなくなっちゃうの?」とご相談をいただくことがよくあります。


演奏に影響が出ない楽器・注意が必要な楽器

まず、すべての楽器に影響が出るわけではありません。

鉄琴や木琴、太鼓などの打楽器については、矯正装置をつけても演奏に全く問題ありませんので、安心して治療を始めていただけます。

一方で、注意が必要なのはサックスやクラリネットなどの「リード楽器」です。これらはマウスピースを口に咥えて演奏するため、装置をつけると口の形が変わってしまいます。そのため、以前と同じように音を出すには、吹き方を少し工夫する必要が出てくることが多いです。

治療期間への影響について

特に、上の歯と下の歯でマウスピースを挟み込むタイプの楽器を使っている場合、少しだけ注意が必要です。

矯正治療は、計画に沿って歯を動かしていきます。しかし、演奏中に楽器が歯に干渉してしまうと、歯が動きたい方向を邪魔してしまい、結果として治療期間が少し延びてしまう可能性があります。

「音楽も頑張りたいけれど、歯並びも早く治したい」というお気持ち、本当によく分かります。ですので、矯正と楽器の相性は、100点満点で「最高!」とは言い切れない部分があるのも事実です。

どんな対策ができる?

「じゃあ、吹奏楽部の子は矯正できないの?」というと、決してそんなことはありません。当院でも、工夫をしながら部活動と治療を両立させている患者様はいらっしゃいます。

例えば、お一人おひとりの状況に合わせて、装置を付ける場所を工夫することも一つの方法です。

当院の患者様の中には、上の歯は表側に、下の歯は裏側にワイヤーを付ける(ハーフリンガルの逆パターン)といった方法で、楽器への影響を抑えながら進めている方もいらっしゃいます。

個々の楽器や演奏スタイルによってベストな方法は変わりますので、状況に合わせて一緒に考えていきましょう。


吹奏楽部を頑張っている学生さんや、音楽をお仕事にされている方は、治療と演奏の両立に不安を感じるかもしれません。

ですが、リード楽器を使っているからといって、矯正治療を諦める必要はありません。全く治療ができないわけではありませんので、まずは一度お近くの歯医者さんに相談してみてくださいね。

インスタグラムでも、このような楽器と矯正に関するお役立ち情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。

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