こんにちは。院長の戸嶋です。
10月5-8は日本矯正歯科学会参加のため休診させていただきます。
ご迷惑おかけしますが、ご容赦ください。
また、装置等になにか不具合がある場合は上記の休診前にご連絡ください。
日付: 2022年9月25日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは。院長の戸嶋です。
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ご迷惑おかけしますが、ご容赦ください。
また、装置等になにか不具合がある場合は上記の休診前にご連絡ください。
日付: 2022年9月25日 カテゴリ:お知らせ
こんにちは。院長の戸嶋です。
最近は台風の影響かスッキリしない天気が続いていますね。余談ですが、僕は癖毛なのでジメジメしていると髪がクルクルになって大変です・・・
そんなわけで、今回は皆様が大変に感じているであろう型取りについてです。
型取りというとピンク色の粘土のようなものを口に入れて固まるのを待ち、やっとの思いでやり遂げるイメージがあると思います。苦手な方はお口の奥の方を触られるとオエッとなってしまうため、型取りのたびに嫌な気持ちになるかもしれません。これは実際に嘔吐反射がある場合と苦手意識からくる吐き気があります。
実際に嘔吐反射がある場合は反射であるため、なかなか改善するのが難しいですが、回数をこなすことで少しずつ反射の程度が少なくなってきます。
また、苦手意識からくる吐き気の場合は型取り以外の処置(クリーニングなど)を繰り返し行い、歯科医院や歯科処置に慣れてもらうことで改善が期待できます。
しかし、最近では粘土での型取りを行わず3Dスキャナーを用いることで、嘔吐反射が強い方でもお口の型取りが行えます。
当院でも精密検査時の型取りには3Dスキャナーのアイテロを用いていますので、型取りが苦手な方でも検査を受けることができます。(治療に使用する矯正装置の種類によっては従来通りの型取りが必要になることがあります。)
3Dスキャナーとはどのような仕組みかというと、お口に入るくらいの小型カメラ(正直なところそんなに小さくないです。。。)でお口の中をいろいろな角度からくまなく撮影することで、読み取ったデータから3Dモデルを構築します。3Dプリンターがあれば実際に模型に起こすこともできます。
3Dスキャナーはメリットがたくさんありますが、お口が大きく開けられない顎関節症の方ですと奥歯の後ろの面が上手に取れないため適応が難しいです。また、小さい子で唾液が非常に多い場合、下顎のスキャンに時間がかかってしまったりと、すべてが完璧なわけではありませんので、従来の型取りもなくなることはないかと思います。
実際にお口の中をスキャンしている動画もインスタグラムのリールとして掲載していますので、ご興味ある方は当院のインスタグラムも見てみてください。https://www.instagram.com/tsumiki_ortho/
千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方は稲毛駅徒歩3分のつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。
当院では審美ブラケット(セラミック)、ホワイトワイヤーも追加料金無しで使用しています。
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-19-28FYSⅢビル1F
つみき矯正歯科稲毛
こんにちは。院長の戸嶋です。
夏休みもいよいよ終わり(大学生の方はこれからが夏休み本番かもしれませんね)に近づいてきました。バカンスを満喫した方、勉強やバイトに費やした方それぞれいらっしゃると思いますが、当院でもお盆休が開けて先週から通常診療を再開いたしました。
今回の内容は上下顎前突についてです。俗に言う口ゴボ(ゴボ口)のことで口元が突出している状態を指します。
原因
①骨格的に上下ともに前に出ている
②骨格は正常でも前歯が前に傾斜している
③ベロで前歯を押すくせがある(この結果②になります)
等があります。
治療
治療方法は原因によらず、基本的には上下の前から4番目の歯(第一小臼歯)を抜いて、抜いた隙間分前歯を後退させて治療を行います。この際、奥歯はなるべく手前に動いてほしくないので、アンカースクリュー(顎に直接打つネジ)や奥歯を固定しておく装置を入れます。
*前歯にデコボコがなくても前歯を後退させる必要があるため、基本的に抜歯が必要になります
また、前歯にデコボコがなければ4番めの歯を抜いた隙間分前歯が下がりますので7~8mmの後退が期待できます。ただし、前歯が7~8mm下がったとしても唇は前歯の後退量の70%程度しか下がりませんので、口元は5~5.5mm程度の後退となります。
装置
上下顎前突でデコボコが少ない場合の治療はマウスピース型矯正装置よりもワイヤーでの矯正が向いていることが多いため、第一選択はワイヤー矯正(裏表はどちらでも)になります。
マウスピース型矯正装置でも治せないということではないですが、前歯の下げられる量が減ってしまったり、途中でワイヤーでのリカバリーが必要になる可能性があるため、はじめからワイヤー矯正を選択することをおすすめします。ただし、口ゴボではなくデコボコ改善のために抜歯する場合はマウスピースでも問題ないことがほとんどです。
予後
リテーナー(後戻り防止装置)をしっかり使用していれば後戻りが起こる可能性は低いですが、ベロの癖が残っているとリテーナーを使用していても上下の歯列全体が前方に移動してしまうことがありますので、注意が必要になります。
千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方は稲毛駅徒歩3分のつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。
当院では審美ブラケット(セラミック)、ホワイトワイヤーも追加料金無しで使用しています。
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つみき矯正歯科稲毛
日付: 2022年8月24日 カテゴリ:矯正の知識
こんにちは。院長の戸嶋です。
暑い日が続き体調を崩される方も多いかと思いますが、熱中症に気をつけてお過ごしください。私事ですが、僕は食あたりによる体調不良(コロナは陰性ですのでご安心ください)が続いていますので、最近の初診相談はもっぱら副院長が担当しています。。。
そんな中、当院では明日からお盆休みに入ります。8/10(水)-8/16(火)
お盆休み中は装置の不具合に対応できなくなり、ご不便おかけしますがご了承ください。
装置の不具合等が出た場合は、ホームページの矯正治療についての装置の注意事項の項目を読んで頂くと解決方法が載っているかもしれませんのでご一読ください。
それでも解決できない場合はインスタのDMよりお問い合わせください。処置ができるわけではないですが、応急的な対応の仕方をできる限りお伝えいたします。(返信に時間がかかる場合がございます)
つみき矯正歯科稲毛
こんにちは、院長の戸嶋です。
最近は気温が高く、雨も多く、コロナの感染者数も世界一とネガティブなことが多いですね。そんな中、「歯列矯正をするなら歯を抜いてください。」と言われたらなっき面に蜂ですよね。
もちろん、私達も皆さんを困らせたくて歯を抜くことを勧めているわけではありませんが、治療目標の達成・治療後の安定を考えるとどうしても歯を抜かなくてはいけないお口の状態の方もいます。
今回はそんな歯を抜いての矯正治療についてのお話です。
矯正治療で健康な歯を抜くことに抵抗がある方はとても多いと思います。現代の歯科治療としても、なるべく削らずご自身の歯・歯質を残していこうという考えが主流ですので、歯を抜くことに抵抗があるのは当然の価値観だと思います。
ただ、頑張って残そうとしている歯はお口の中でしっかり機能していますか?他の歯に悪影響を及ぼしていないですか?
健康で食事の際にしっかり機能している健康な歯はもちろん残して置くほうが賢明です。しかし、八重歯のように上下で噛み合っていない歯、親知らずや隣の歯と重なって生えていていて歯磨きの邪魔になっている歯に関してはそのままの状態で残して置くことで、むしろお口の中の環境を悪化させてしまっている場合があります。
矯正治療ではこのような悪影響を及ぼしている歯をしっかり機能させるため、または他の歯への悪影響を取り除くために歯を抜く判断をすることがあります。
その他にもデコボコ・ガタガタがあまりにも強い場合は、無理に歯並びを広げて並べてしまうと口元が出てしまったり、歯茎が下がってしまったり、治療後の後戻りが起きやすくなってしまったりと悪影響が出てしまいます。
そもそも口元が出ていることが気になって矯正治療を検討している場合は、歯を抜かずに口元を引っ込める方法はかなり限られており、安定性の面でも疑問が残る方針になる場合があるため歯を抜く選択をすることが多いです。
「健康な歯を抜いていいのか」についてよく質問を受けますが、その歯一本だけを見ると健康な歯でも、お口の中全体で見るとその歯のせいでかみ合わせが崩れ、お口の環境を悪化させている場合があります。その際は一口腔内単位としてその歯は健康な歯とは言えないと判断しますので、私達としては健康な歯を抜いているというより、お口の状態を悪化させている不健康な歯という認識で抜歯を選択しています。
健康だと思っている歯も実はお口全体で見ると不健康な歯であることもありますので、一度お口の中全体を診てもらってから、歯を抜いて矯正治療を行うか検討してみると良いのではないかと思います。
千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方は稲毛駅徒歩3分のつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。
当院では審美ブラケット(セラミック)、ホワイトワイヤーも追加料金無しで使用しています。
〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-19-28FYSⅢビル1F
つみき矯正歯科稲毛
こんにちは。院長の戸嶋です。
学生の方は久しぶりに、なんの宣言も出ていない夏休みを迎えられワクワクしているのではないでしょうか。コロナの感染者数は増えていますので油断はできませんが、長期休みを思いっきり楽しむことも大切だと思います。
また、長期休みは新しいことにトライするいい機会だと思いますので、趣味やマリンスポーツを始めてみたり、溜まっている仕事を片付けたり、忙しくてなかなか抜けなかった親知らずを抜きに行ったり、やれることがたくさんあると思います。
そんななか今回は矯正治療の中でも新しい会社がどんどん参入し、いろいろな技術が取り入れられているマウスピース型矯正装置についてです。お笑いコンビEXITの兼近大樹さんやりんたろー。さんなど芸能人でもマウスピース矯正をしている方が結構いらっしゃいます。
*今回のマウスピース型矯正装置のお話では歯列矯正用咬合誘導装置であるプレオルソやマイオブレース等のトレーナー型のマウスピースは除外しています
今やマウスピース型矯正装置と行っても数多くのメーカーが出しており、どんな違いがあるのかわからない方も多いと思います。
マウスピース型矯正装置には大きく分けて2種類の装置があります。それは奥歯の位置関係を改善できるマウスピースとできないマウスピースです。
僕たち矯正歯科医が不正咬合を分類する際には奥歯の前後的な関係を重視しています。
一見出っ歯であっても奥歯の関係にずれがなければ前歯だけしか動かせない部分矯正用のマウスピース型矯正装置でも治療を行うことができます。逆に出っ歯や受け口といった前歯の前後的なズレが無いかみ合わせでも、奥歯がずれていることがあり、その場合は部分矯正用のマウスピース型矯正装置では治療することができません。
奥歯の関係をご自身で判断することはなかなか難しいので、お近くの矯正歯科に一度ご相談に行かれると良いと思います。
ここからは当院で使用しているマウスピース型矯正装置(インビザライン)についてです。
インビザラインは1997年アメリカのアライン・テクノロジー社により開発されました。その後、日本では2006年頃より治療が開始され、2013年にはマウスピースの素材を変更し、より多くの症例に対応可能になりました。ワイヤー矯正に比べると歴史が浅く、不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ごく最近にできた技術というわけでもありません。また、近年のIT技術と相性がよく2013年以降もどんどん新機能が追加されえていますので、症例をしっかり見極めればワイヤー矯正と同じような治療結果を得ることができます。もちろんインビザラインは奥歯も動かすことができるため、根本的な治療が可能なマウスピースとなっています。
マウスピース型矯正装置は取り外しができるため、矯正治療中も装置を気にすることなく食事ができ、歯磨きも通常通り行うことができます。また、金属アレルギーの方も問題なく治療が行えることも大きなメリットだと思います。
一方で、使用時間がとてもシビアで一日最低20時間の使用が前提となっている装置であるため、患者様ご自身のやる気や真面目さに依存する部分が大きいところがデメリットだと思います。
マウスピース型矯正装置にご興味ある方はまずは矯正歯科で相談を受けて奥歯の関係にずれがあるのかないのかを見極めてもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方は稲毛駅徒歩3分のつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。
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日付: 2022年7月18日 カテゴリ:矯正の知識
今回は受け口(反対咬合)についてです。
受け口とは下の前歯が上の前歯よりも前に出ているかみ合わせのことをいいます。受け口の場合、見た目だけでなく機能的にも大きな問題が生じるため早めの治療をおすすめします。
原因
①骨格的に下顎が大きい
上顎と下顎の前後的な大きさのバランスがずれている場合は、歯並びにもズレが生じる可能性が高いです。ここで言う下顎が大きいというのは相対的な話で、実際に下顎が多き人もいれば上顎が小さいことで相対的に下顎が大きくなっている場合もあります。
②上の前歯が内側に傾斜している・下の前歯が外側に傾斜している
下の歯が前に傾斜していて、上の歯が内側に入っている場合も当然ですが受け口になります。また、上の歯が先天的に欠如している場合も上の歯並びが前後的に小さくなるため受け口になりやすくなります。
ちなみに、骨格的に下顎が大きい人は前歯の傾きはこの逆で上の前歯が外に傾斜しており、下の前歯が内に傾斜していることが多いです。これは骨格的な不正を歯で補おうとした結果起こる現象で、デンタルコンペイセイションといいます。
③舌で下の前歯を押している
これは原因②の原因といった感じになりますが、舌を正しい位置に置いておらず、舌を前歯の後ろにおいていると無意識に歯を押してしまうため下の前歯が外側に傾斜してしまいます。舌の正しい位置は上の前歯のすぐ後ろに舌の先を置き、舌全体は上顎に触れているのが正しい位置ですので、お子さんだけだなく大人の方も意識してみてください。
受け口による弊害
①前歯で上手に食べ物を噛み切れない
前歯が反対に咬んでいるため前歯でうまく食べ物を咬みきれません。出っ歯の場合は下顎を前に出して前歯を当てることはできますが、下顎を後ろに下げることはできないため、受け口の場合は前歯を当てることができません。(機能性の反対咬合を除く)
②歯並びが交差するところの歯に負担がかかる
通常は上の歯並びが下の歯並びの外に並んでいるが、受け口の場合は歯並びが交差する点が出てきます。(下のスライドで図解しています)
③80歳までには入れ歯になる可能性が極めて高い
8020(80歳で歯が20本以上ある)達成者に受け口の人(開咬の人も)は一人もいませんでした。つまり、受け口だと歯を失うリスクがとても高いのです。弊害②も原因となっていますが、その他にも受け口の場合は前歯が咬んでいないため、咬合力(噛む力)を奥歯のみで負担している人がとても多いです。以前の投稿でも説明しましたが、噛む力は成人の場合、50-60Kgほどあります。すべての歯がかみ合わせに参加している場合は一本一本の負担は2Kg以下になりますが、前歯が咬んでいない場合は奥歯の負担が3Kgにも4Kgにもなるため、60,70歳になった時に割れてしまったり、折れてしまったりする可能性が高くなります。
参考:8020達成者の口腔内模型および頭部X線規格写真分析結果について(Dr.茂木)
治療
子どもの矯正治療の場合
・上顎を前に引っ張る装置を使用する(骨格へのアプローチ)
・下の歯が前に傾斜している場合は内側に傾斜させる(歯へのアプローチ)
・舌の位置に問題がある場合は筋機能療法(筋トレみたいなもの)を行う
大人の矯正治療の場合
・受け口の程度が小さい場合はゴムの力で下の前歯を後ろに下げる
・受け口の程度が中等度の場合は下の歯(必要があれば上の歯も)を抜歯し、できた隙間を利用して下の前歯を下げる
・受口が重度な場合や骨格的に問題がある場合は、手術によって下顎を下げる
いずれにしても受け口は早めのアプローチが必要となるため、ご自身やお子様が受け口の場合はお近くの矯正歯科にご相談ください。
千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方はつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。
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前歯のかみ合わせが深い状態である過蓋咬合についてです。
過蓋咬合とはかみ合わせが極端に深い咬合で、奥歯でカチンと噛んだ際に上の前歯で下の前歯が隠れてしまっている状態を言います。
原因
①歯ぎしりや加齢により奥歯がすり減ってしまってだんだん前歯のかみ合わせが深くなる
②骨格的に奥歯の位置が低く(歯茎側にある)、前歯の位置が高い(歯茎から出ている)場合もかみ合わせが深くなる
③先天欠如によって奥歯がなかったり、虫歯や歯周病によって奥歯を失って支えがなくなってしまうとかみ合わせが深くなる
過蓋咬合による弊害
①下の前歯が上の歯茎に当たって痛みが出ることがある
②下の前歯に上の前歯が突き上げられることで、上の前歯にだんだん隙間が空いてしまったり、出っ歯になってしまったりすることで最悪の場合歯が抜けてしまうことも
過蓋咬合の治療方法
大抵の場合は奥歯にも原因があるため、根本的な治療が必要になりますので部分矯正による治療は難しく、全体的な矯正治療が必要になります。
奥歯を引っ張り出したり(挺出)、前歯を押し込んだり(圧下)して治療していきます。以前はワイヤー矯正で治療を行うことが推奨されていましたが、技術の進歩により最近ではマウスピー型矯正装置(特にインビザライン)での治療も可能となってきました。
過蓋咬合単独ではすぐに機能的問題は生じないため、自分の歯並びが不正咬合だということに気がついていない方も多いと思います。
実際に、短い期間(10年程度)で見ると食事のしにくさ、見た目に与える影響が少なく日常生活で困ることはほとんどありません。
ところが、長い期間(20年以上)で見ると上の前歯は下の前歯に突き上げられるため、過度な負担がかかり揺れてきてしまったり、下の歯に押されることで前に傾斜し出っ歯やすきっ歯になってしまうことがあります。
すぐに治療しなくても大きな問題にはならないことがほとんどですが、放置しすぎないようにタイミングを見てお近くの歯医者さんに相談してみましょう。
千葉市の稲毛、稲毛海岸、新検見川で矯正歯科をお探しの方はつみき矯正歯科稲毛に矯正相談に来てみてはいかがでしょうか。
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〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-19-28FYSⅢビル1F
つみき矯正歯科稲毛
日付: 2022年6月23日 カテゴリ:矯正の知識
上顎前突(出っ歯)とは下の歯に比べ、上の歯が極端に出ている状態をいいます。教科書的には上の前歯の先端が下の前歯の先端よりも5mm以上出ている場合と定義されています。
原因には様々のものがありますが、一つは習癖によるものがあります。
指しゃぶりや下唇を噛む癖があると上の前歯は前方に、下の前歯は後方に押されるため出っ歯になります。また、口呼吸の癖があると、常にお口が開いているため、唇で前歯を抑える力が弱くなり出っ歯になりやすくなります。
他には遺伝的な原因があります。両親が出っ歯である場合はその子どもも出っ歯になることが多いです。遺伝的な原因の場合は骨格に問題がある場合が多く、上顎が大きくて出っ歯になる場合もあれば、下顎が小さいことで相対的に上顎が突出し、出っ歯になっている場合もあります。
上顎前突である場合、次のような弊害があります。
1.上顎前突の人は転倒時に前歯をぶつけやすいため、約三人に一人が前歯に怪我をしています。
2.前歯で食べ物を噛み切れないため、舌を押し付けて噛み切ったり、下顎を前に出して噛み切るようになったりします。それにより、二次的に舌癖や顎関節症になりやすいという報告もあります。
3.歯が出ているので口が閉じにくくなります。口を開けていることで上顎前突が誘引されますが、上顎前突によっても口唇閉鎖不全が誘発されるためどちらか一方を治そうとしてもなかなか解決しません。また、口を開いている状態が継続すると前歯部が乾燥するため、虫歯や歯肉炎のリスクが増加します。
治療方法はいくつかの方法がありますが、一番シンプルな方っ方は上の前歯を後ろに引っ込めることです。上の前歯を引っ込めるためにはその隙間が必要になりますので、すきっ歯の人以外は上の奥歯を後ろに移動したり、歯並びを側方に広げたり、歯を抜いて隙間を作る必要があります。
また、成長が残されている場合は上顎の成長を抑える装置を使用したり、下顎の成長を促す装置を使用したりします。成長が終了した、あるいは殆ど残されていない10代後半からはこのような治療方法は適用になりません。
骨格的なズレがあまりにも大きい場合は手術で顎を切って骨格ごと治す方法もあります。前述の成長コントロールと同じように、出ている上顎を引っ込めたり、成長が乏しい下顎を前方に出したりします。手術を含めた矯正治療は成長がほとんど終了している場合のみ適用になります。
筋機能療法(ベロや唇の筋トレ)にて舌癖を改善し、出っ歯でいることが難しい環境を作ることで、治療をスムーズにしたり、後戻りを低減することに役立ちます。小学生くらいの年齢で出っ歯の程度が少なく上顎がすきっ歯の場合は筋機能療法だけで改善する場合もあります。
このように上顎前突には様々な原因・弊害・治療方法がありますので、自分やお子様が出っ歯かもしれないと悩んでいる場合は矯正歯科に相談にいかれると良いと思います。
千葉、稲毛、新検見川、稲毛海岸で矯正歯科をお探しの方はつみき矯正歯科稲毛を検討してみてください。
当院では審美ブラケット(セラミック)、ホワイトワイヤーも追加料金無しで使用しています。
〒263-0043
千葉県千葉市稲毛区小仲台6-19-28FYSⅢビル1F
つみき矯正歯科稲毛
日付: 2022年6月13日 カテゴリ:矯正の知識
今回は開咬についてです。
開咬とは前歯や横の歯が上下的に接触していない状態のかみ合わせをいいます。
開咬には様々な原因があり、治し方も多岐に渡ります。
原因の1つ目は舌の癖です。以前の舌についての投稿でも説明した通り、舌を前歯の間に入れたり、舌の癖があると開咬になります。
2つ目の原因としては骨格性の要因です。上下の顎がくの字に位置していると開咬の原因になったりします。骨格性の要因の中には遺伝的なものもあれば、後天的に顎の関節が吸収して生じることもあります。
3つ目は歯の上下的位置が原因となっていいるものです。前歯が垂直的に引っ込んでいたり、奥歯が垂直的に出ていたり、その複合のタイプ等があります。
開口による弊害としては次のことが挙げれます。
①前歯(一部の歯)が噛んでいないので、麺類などの食べ物を噛みちぎることができない等、食事のしにくさがあります。
②前歯が噛んでいないことで奥歯の負担が大きくなり、将来的に歯が欠けたり、割れてしまう事があります。通常、成人は食べ物を食べる時に自分の体重と同じくらいの力で食べ物を咬んでいます。一口に15回程度咀嚼したとすると、一度の食事で700回前後咬むことになります。つまり一日で2000回以上、60kgの力が歯にかかるわけです。その時、かみ合わせが良く、全ての歯がかみ合わせに参加している場合は、一本あたりの歯の負担は2kg程度ですが、開咬など前歯がほとんど咬んでいないかみ合わせの場合は一本あたり4kgほどの力がかかってきます。もちろん、開咬以外の不正咬合でも、強い干渉があったりするとその歯の負担は通常よりも大きくなります。そうなると奥歯や干渉している歯は通常よりも早く寿命を迎えることになり割れたり折れてしまいます。
開咬の治療については
・前歯を垂直的に出す
・奥歯を垂直的に引っ込める
この2つは矯正治療単独で行うことができます。実際のお口の中の状況にもよりますが前歯の開咬治療で抜歯する場合はワイヤー矯正、非抜歯の場合はマウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用した方が得意だったりします。
・手術で顎を切って骨格ごと治す
顎を切る場合は手術を伴うことになりますので入院が必要になります。
・筋機能療法にて舌癖を改善する
等がありますが、いずれも舌の癖が残っていると後戻りをしてしまうので治療中の舌のトレーニングは必須になります。
また、子どもの場合は舌の癖を治すだけで開咬が改善することもありますし、開咬の予防にもなりますので以前投稿した「舌について」も併せて見てみてください。
千葉、稲毛、新検見川、稲毛海岸で矯正歯科をお探しの方はつみき矯正歯科稲毛を検討してみてください。
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〒263-0043
千葉県千葉市稲毛区小仲台6-19-28FYSⅢビル1F
つみき矯正歯科稲毛
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